生徒と意見交換する牛山専務(右から2人目)
新規就農者を支援する協定を結んだ伊那市とJA上伊那、鯉淵学園農業栄養専門学校(茨城県水戸市)は、南箕輪村の上伊那農業高校で、農林業や関連産業への就職を目指す生徒を対象に懇談会を開いた。白鳥孝市長やJAの牛山喜文専務らが出席し、集まった約30人の生徒に上伊那地域の農業情勢や就農支援の取り組みなどを説明。地域農業の魅力をPRするとともに同地域での就農を呼び掛けた。
懇談会で白鳥市長は、上伊那地域は日照時間が長く標高差もあることから農業に最適の立地であることを紹介。「農業はなくてはならない産業。就農支援制度を活用してぜひこの地で就農して欲しい」と呼び掛けた。JAの牛山専務は、生産量日本一を誇るアルストロメリアをはじめ、水稲、野菜、果樹など地域の農業状況などを説明。生徒らに「いずれは就農してもらいたい」と期待を寄せた。
意見交換では女子生徒から「女性が農業経営をするのは難しいか」などの意見が出され、牛山専務が「本気になってやるかどうか。将来の目標をしっかり持ち、自分で計画して実行できれば男女は関係ない。頑張ってほしい」などとエールを送った。