地域の伝統料理を、観光業者らに紹介

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料理を試食する関係者

長野県のJA上伊那や県上伊那地方事務所などでつくる「上伊那! 食べたい提案隊」は24日、伊那市の同JA本所で地域料理メニューの提案会を開いた。幕末から明治にかけて伊那谷を放浪した俳人・井上井月が詠んだ句の中の農産物や伝統食にちなんだ料理を提案し、地元観光業界などへ活用を促した。
メニューは同隊が選んだ約20句をもとに、同JAの子会社(株)グレースの小澤英治フラワーパレス料理長が開発。山菜とサクラエビのてんぷら、マッシュポテトを添えた鹿肉のロースト、冬至そばなど地元食材を多く取り入れた四季折々の13品を用意し、集まった関係者約30人に紹介した。
年度内にレシピ集を完成させ、ホテルや旅館、飲食店などに配る。隊長の御子柴茂樹JA組合長は「農と観光が一体となった取り組みを積極的に進め、伊那谷に来た皆さんのおもてなしにつなげたい」と話した。

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