正面玄関前にてテープカットを行った
JA長野厚生連佐久総合病院佐久医療センターがこのほど、開院した。
重篤な症状や緊急性の高い患者の診療に特化し、高度で専門的な医療と救急・急性期の医療を提供する。地域の医療機関と連携し、予約・紹介型の病院として稼働させる。
初診や軽い症状の患者は地元の掛かりつけ医で診療し、重度な症状や救急医療を同センターで担う「住み分け」により地域完結型医療の実現を目指す。
開院式で伊澤敏統括院長は「地域の皆さんにどうしたら良い医療を提供できるか、職員一人一人が考えている。職員一同力を合わせて地域に必要な医療を提供する」と抱負を述べた。
来賓として出席した佐久市の柳田清二市長は「自分たちで佐久医療センターを作り上げていくことで向上心や責任感が身に付く。センターが誇りを持って働ける場所になることが地域の誇りになる」と祝辞を述べた。
また、全国町村会の藤原忠彦会長は「愛なき医療は治療はできても心は癒せない。愛を持って病院の運営、地域の医療に携わってほしい」と激励した。