医療センターに高規格救急車

「医療センターに高規格救急車」の画像
寄贈車両の装備を確認する中里組合長(左)

JA共済連長野とJA佐久浅間は、高規格救急自動車を佐久市中込のJA厚生連佐久総合病院佐久医療センターに寄贈した。
同センターは高度専門医療や救急医療に特化した施設で3月に開院したばかり。車両は近隣の病院間の転院配送に配備される。医師が車内で高度な救命処置や傷病者の観察を行いながら、医療機関に搬送する。
車両は自動体外式除細動器(AED)や人工呼吸器、酸素吸入器などを搭載した他、衛星携帯電話を整備した。医師と医療機関の意思疎通や不通地域の解消で迅速な救急業務が図られる。同センターは、大規模災害を想定した救命救急体制の向上につながることに期待を寄せている。
贈呈式は同センターで行われ、関係者ら10人が出席。JA佐久浅間の中里勝彦組合長が「新設した医療センターは地域医療の要。救命の現場で活躍することを願っている」とあいさつした。同病院の伊澤敏統括院長が「広域的な地域医療の連携に役立てたい」と感謝した。

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