女性新規就農者と交流、集いで郷土食作る

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郷土食を学び交流する女性新規就農者(右)

JA信州諏訪女性部などでつくる諏訪地区農村女性団体連携会議と諏訪農業改良普及センターは、茅野市で、初の「諏訪農ガールのつどい」を開いた。女性農業者ら約20人が参加。郷土食の調理実習や意見交換などを行った。
同センターによると、県内の新規就農者は夫婦でI・Uターンするケースが多く、慣れない作業や暮らしに戸惑いを感じている人がいる。特に女性は、周囲との交流が少ないという。これを受け企画した。
調理実習では、地域に古くから伝わる「あぶらえのおはぎ」、つぶしたジャガイモとネギ、ニンジンなどを丸めて作る「いもつぶし」、特産の角寒天を使った「豆腐入りの天よせ」など5品を作った。
メニューを設定した同部の山田千代部長は「これらは諏訪地方でお祝いやお客さんをもてなすときなどに作る料理。この機会に味を覚えてほしい」などと呼び掛けた。
事例発表会では、2008年に横浜から原村へ家族で移住し、ブロッコリー栽培やブルーベリー農園を営む遊佐陽子さんが「農村の魅力は無限大」と題して話した。

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