加工したジャムやジュースを並べて発表した
JA松本ハイランドは、松本市のJAグリンパルで若妻大学の共同研究発表会を開いた。7グループ40人がこれまでの研究成果を披露した。
若妻大学は管内の若い女性に勉学の機会を提供し、豊かで明るい家庭づくりや将来の地域リーダー育成を目的に開講している。1期3年で最終年度の今年度は、全体で行う講義の他に、数人ずつのグループに分かれ、共同で研究してきた。
卒業を来月に控えた発表会では、各グループが持ち時間の10分を使って、活動報告や感想、今後の生活への生かし方などを発表した。
「農グループ」は、管理機や刈り払い機の講習会などに参加して、農業の現場で役だつ技術や知識の習得を目指したことをまとめた。「こどもグループ」は、子育てに生かしながら地域貢献しようと、地元の保育園で園児と交流したことを伝えた。「食グループ」は、地元で取れた農産物を無駄なく利用しようと農産物の加工を研究した。ジャムに加工し、果実正味量の40%以上の砂糖を入れることで長期保存ができるなどを学んだ。
同大学は1972年に開校。卒業生は1000人を超え、JAの理事や女性部の役員を務めるなど、さまざまな場面で活躍している人もいる。