葉洋菜の販拡へ、契約取引を強化

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葉洋菜産地を守るため意識を統一した通常総会

JA松本ハイランド葉洋菜部会は、第22回通常総会を開き、関係者80人が出席した。2013年度の事業実績として、前年並みの21億4000万円を確保したと報告。14年度の事業計画として、契約取引などの強化により有利販売につなげる方針を確認した。
13年度は4月の凍霜害や降雪、梅雨明けの高温・干ばつなどが発生。生産に苦労しながら適正生産の取り組みを進め、葉洋菜で前年実績比99.2%を確保した。14年度は生産コストが増加する中、実需者のニーズを把握して契約取引などを強化する。
総会では2年に1度の役員改選も行われ、部会長に中村信義さん(山形地区)、副部会長に岩垂清登さん(笹賀地区)と大月善光さん(波田地区)、副部会長兼会計に大槻利之さん(今井地区)が選任された。中村信義部会長は「JAが推進するハウスリース事業を活用して生産量の確保を進めたい」と意欲を示した。
JAの伊藤茂組合長は、2週にわたる今回の大雪について「残雪が多く、管内全ての被害状況を把握できていないが、立ち上げた対策本部を中心に、支援策を講じる」と述べた他、環太平洋連携協定(TPP)の動向に触れながら、農業振興策にこれまで以上に力を入れていく方針を伝えた。

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