果実生産拡大へ結集−需要に応じて、花の品種絞る

「果実生産拡大へ結集−需要に応じて、花の品種絞る」の画像
生産者やJA関係者が参加した花き生産販売反省会

JA信州うえだ花き部会は、2013年度の花き生産販売反省会を東御市で開いた。生産者やJA関係者が参加し、14年度は需要に応じた品種を絞り込んで栽培する他、専門的な部門を狙うだけでなくスーパーマーケットなどで手頃な商品としての販路拡大を目標とすることを確認した。
13年度の花き生産販売では、品目ごとのボリューム不足や病害虫の発生、天候や気温の不順による品質の低下、季節外れの雪の影響による生産量低下などの課題が残った。
こうした課題の解決に向け、同部会は出荷時期に合わせた品種の選定や優良品種の試作導入により産地の特徴を明確にする方針。また、圃場(ほじょう)で枝やつぼみを整えることで県統一規格の徹底を図る栽培方法などを検討する予定だ。また、管内の栽培地の標高差を利用したリレー栽培や、天候に左右されにくいハウス栽培の拡大などを図る。
同部会の山極一郎部会長は「昨年よりさらに生産と販売を拡大したい。部会員を増やしてより部会を盛り上げ、生産者の意欲向上につなげたい」と意気込んだ。

MENU