年金の仕組み学ぶ、運営や企画に部員の声を

「年金の仕組み学ぶ、運営や企画に部員の声を」の画像
レインボー体操で体をほぐす参加者

JA長野八ヶ岳女性部は1月27日、南相木村公民館で、女性セミナーを開いた。
浅沼淳子部長は、先に東京都内で開かれた第59回JA全国女性大会への参加に触れ、「全国から約600人が集まる、とても熱気のある大会だった。JAの女性理事が全国で1000人を超え、当JAにおいても、昨年2人の女性理事が誕生し、とても頼もしい」とあいさつ。運営、企画に女性の声がより多く反映されることに期待を寄せた。
セミナーでは、特定社会保険労務士の福島邦子氏が、「幸せのライフプラン」と題し、知っておきたい年金の制度や仕組み、年金保険料の支払いによる節税効果などについて約1時間半にわたり講演。
「まず年金の仕組みを知り、農業をどのように営んでいくか考えた上で、制度的にも安定した年金を選ぶことが大切。だが、これからかかってくるのは医療費。平均寿命と健康寿命は10年以上の差があり、その差は人の手を借りて生活していく可能性がある期間だ。健康で元気に長生きすることが重要で、上手にお金を蓄えながら、農作業や普段から運動をして健康寿命を延ばすことがポイント」とアドバイスした。
レインボー体操で体をほぐした後の第2部では、協同と助け合いをテーマにしたDVDを鑑賞。協同組合の歴史や意義、出資や事業利用だけではなく、その運営に参加することが求められていることなどを学んだ。
参加した小海支所女性部の鷹野伸子さんは「年金制度の将来に不安を感じる。福島先生の話を参考にしながら、これからの私たちの将来を、生きがいを持ちながら明るいものにできるよう、一生懸命に考えていきたい」と話した。

MENU