雪害で7市町に支援求める

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小池副市長に要望書を手渡す井出副組合長(右)(25日、長野県佐久市役所で)

JA佐久浅間は、管内7市町(佐久市、小諸市、東御市、佐久穂町、御代田町、軽井沢町、立科町)に対し、記録的な大雪による農業被害への支援要請を行っている。25日はJAの井出健副組合長が佐久市役所を訪問。「パイプハウスの倒壊や野菜苗の凍害など地域農業に与える影響は極めて大きい」と被害状況を報告し、小池茂見副市長に要望書を手渡した。26日までに全7市町への要請を完了する予定だ。
JAは「倒壊した農業生産施設の撤去、再建の為の支援」「施設倒壊に伴う凍害による種苗等損失の回復・代替に係る支援」「倒壊した農業施設の撤去に係る人的支援」「農業生産再生に資する農業資金融資の利子に係る支援」「その他早期農業経営回復に資する支援」の5項目の支援を要請した。
JAの調査によると、降雪によるJA管内のパイプハウスの倒壊数は24日現在で2153棟(約26ヘクタール)に上る。ハウスの倒壊以外にも、花きや野菜苗の凍害や畜産農家の生乳廃棄などが発生し、今後、被害規模拡大が予想されている。JAは融雪剤の無償提供や、全職員で倒壊したハウスの撤去作業に当たるなど、被害農家の支援と地域農業の早期復旧に向けて全力で取り組む方針だ。

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