添加物一切使わず 安全・安心、寒仕込み みそ最盛

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ゆで上がった大豆を釜から取り出す加工施設担当者

JA信州諏訪富士見町営農センターは、12月上旬から富士見町のJA味噌(みそ)加工所で、寒仕込みみその製造を行っている。熟練のスタッフが地元産大豆を炊き、麹(こうじ)と混ぜ合わせるなど仕込み作業に追われている。麹造りも同施設で行い、添加物を一切使わない安全・安心が売りだ。
原料の大豆や米は、地元の生産者が持ち込んだもの。大豆は圧力釜で炊き上げた後、専用の機械で潰し、麹や塩と混ぜ合わせる。
熟成は各家庭で行うため、出来上がったときの満足度が高いのも特徴。こだわりがあり「2、3年熟成させる人もいる」(同施設)そうだ。
同センターは、農産物加工事業の一環として毎年、一般家庭では手間の掛かる仕込みを請け負っている。これにより、食文化の継承や地産地消を目指す。仕込み量は1日平均300キロで、3月下旬まで続く。現在は約17トンの注文がある。
注文は3月中旬まで受け付ける。詳しくは、富士見町営農センター(電)0266(62)2157。

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