地元産大豆を使ったブランド戦略を確認した会議
JA信州うえだ塩田営農センターは、上田市中野のモルティしおだで「塩田地区農業振興会議」を初めて開いた。塩田地区の活性化組合や部会代表者、農業委員をはじめ、行政、JA関係者ら総勢約70人が参加。地区の将来の農業振興方針として、地元産の大豆を使った豆腐などの商品開発を通じたブランド戦略を確認した。
JAは、管内市町村の「人・農地プラン」を考慮しながら、各地区が持つ環境・自然条件・特産などを生かした特色ある農業を振興する独自の「農業振興ビジョン」を地区ごとに策定している。
会議では「人・農地プラン」の概要説明の他、1等米比率が全国1位という結果を踏まえて「品質を強みに中食・外食へのシェアアップを図る」ことを確認。JAからは、塩田産大豆のブランド化を視野に「塩田産」と明記した高野豆腐製品の発表と、大豆を使った納豆、みそ、かりんとうの販売戦略について説明があった。
意見交換では、「担い手農家の育成に力を入れるべき。次世代が農業を切り開いていくためにも海外農業の視察研修を計画してほしい」「地域農業を発展させていくために産地づくり交付金などの手厚いサポートをお願いしたい」などと要望や意見が交わされた。