新しくなった人間ドック健診センター
JA長野厚生連富士見高原医療福祉センターはこのほど、富士見高原病院新病棟の竣工(しゅんこう)式を行った。
竣工式では、厚生連の内堀茂理事長が「富士見高原病院がモットーとしている『遠くの親戚よりも、近くの高原病院』を実現できるよう、地域に寄り添った医療の提供に努めなければならない」と述べ、井上憲昭統括院長は「この新病棟は富士見高原療養所があった場所。その歴史ある病棟を壊すのは大変な決断で、後ろ髪を引かれる思いだった」と新病棟建設に至るエピソードを語った。さらに「地域住民が、ゆりかごからみとりまで安心して暮らせることができるように、生涯にわたり支え、さらに医療と福祉の充実を図ります」と述べた。
来賓を代表して小林一彦富士見町長は「新病棟が完成した富士見高原病院に地元富士見町はますます期待します」と激励した。
新病棟には140の一般病床、放射線部門、栄養科、薬剤部と人間ドック健診センターが移設される。入院病棟では各部屋全てにトイレが設置され、以前の病室に比べ窓が大きくなり病室全体が明るくなった。