検品作業をするJAの担当者
JA上伊那は、駒ヶ根市の駒ヶ根花卉(かき)選花場と伊那市の美篶花卉選花場で2014年の選花場開きを行った。神事を執り行い一年の平穏無事を祈った後、今年の初選花を行った。
駒ヶ根花卉選花場の開場式には農家やJA職員ら約50人が出席。場内には上伊那地域が生産量日本一を誇るアルストロメリアなどの花が持ち込まれ、担当者が選花レーン上で一箱一箱開けて検品し、関東、関西、中部など取引先の市場に向けて約3万本を出荷した。
開場式で同JAの御子柴茂樹組合長は「花は景気が良くなることで消費が増える。燃料代の高騰などを受けて生産環境は厳しいが、JAを挙げて一円でも多く皆さんの手元に届けられるようにしたい」と意欲を述べた。JAの花き担当職員の織田和洋さんは「年末年始は寒さが強く出荷量が少ないが、今後増えてくる」と期待していた。