JAみなみ信州(花き部会)受賞、中山間地の取り組み評価

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受賞を喜ぶ清水部会長(中央)ら

JAみなみ信州花き部会は、2013年度農林水産祭の園芸部門で内閣総理大臣賞を受賞した。中山間地の立地に合った品目の栽培や、鳥獣害を受けにくい花木類の栽培で、高齢者の生きがいと遊休農地の減少につながっている点や、少量多品目産地として市場から評価を得ている点、ダリアを中心にした大規模専業農家も育成している点などが評価された。
同部会は、会員数567人で200種類以上の花きを栽培。13年度葉5億1000万円の販売を見込んでいる。昨年3月には、第42回日本農業賞の集団組織の部で大賞を受賞しており、二つの賞を受賞する快挙となった。同JAは受賞を記念して本所に懸垂幕、営農部(飯田市鼎東鼎)に横断幕を掲げた。
同JA本所で開いた受賞会見で、同部会長の清水芳実さん(61)は「取り組みが高く評価され、喜びとともに驚きも感じている。受賞を励みに8億円の産地を目指したい」と抱負を述べた。同JAの矢澤輝海組合長は「JAの部会組織の受賞は大変珍しく、とても喜ばしい。今後も支援をしたい」と、さらなる産地振興へ意欲を示した。
同祭は、農林水産業と食に対する国民の認識を深めるとともに農林水産業者の技術改善と経営発展の意欲向上を目的に、農水省と日本農林漁業振興会の共催で1962年から行われている。

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