米作り体験を発表する川路保育園の園児
長野県労農会議飯伊地区会議とJAみなみ信州は、飯田市の同JA営農部前で、アジア・アフリカ支援米合同発送式を開いた。会議とJA関係者ら30人の他、同市の川路保育園の年長児9人ら米の栽培に携わった関係者が参加し、米作りの思い出や歌を発表し、540キロの米の発送を見守った。
同会議が飯田市上郷の6.1アールの休耕田を利用して栽培した420キロと、同JAが食育事業として飯田市川路の水田4アールで同園の園児と栽培した120キロをJA長野中央会に発送。県内各地から集まった米と一緒に来年1月、アフリカのマリ共和国に発送する。中央会への運搬は日本通運が毎年無償で行っている。
JA県グループは毎年、世界中で8億人以上とされる飢餓で苦しむ人に「国際協力田」の米を送る活動を行っている。