前垂れ懸崖と藤澤利彦さん(11月6日撮影・山ノ内町戸狩、藤澤利彦さん宅)
長野県山ノ内町戸狩の藤澤利彦さん(80)は、趣味の菊作りを60年来続ける名人だ。これまで農水大臣賞や県知事賞など数多く受賞した。今年は三本仕立て、前垂れ懸崖、盆栽菊、千輪菊の栽培を手掛け、盆栽菊3鉢を地元のJA志賀高原穂波支所のロビーに飾った。自宅の庭では長さ約3メートルの前垂れ懸崖や直径約1.5メートルの千輪菊が美しさを競っている=写真。千輪菊の花数は約160個。去年は300個ほど咲かせた。一つの茎から枝分れするよう芽を摘む。「全ての花を一度に咲かすのが一番難しい」と、ますます意欲を燃やしている。