保育園児が繭であんどん作り

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目を輝かせて保護者とともに蚕から糸を出す園児

上田市東内保育園の年長児6人とその保護者は、繭から出した糸を巻きつけて、あんどん作りを行った。同園では昨年から蚕を飼育しており、あんどん製作は初の取り組み。繭がほどけて糸になる様子に、園児たちは目を輝かせて歓声を上げた。
同園のある丸子地域は、明治以前から製糸業が盛んだった。同園の隣にある上田市立丸子郷土博物館にはその歴史などが展示してある。昨年同博物館を見学した園児たちが「蚕を飼ってみたい」と、興味を持ったことがきっかけで約200匹の飼育を始めた。
子どもたちは保護者とともに、繭から糸を出し、あんどんに巻きつける作業に熱中した。
講師を務めた信州大学名誉教授の金勝廉介氏は「子どもたちの純粋な喜びを感じた。将来関心を持ってもらえればうれしい」と、話した。
今回作ったあんどんは、来年の卒園式にともす予定。

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