そばの収穫の様子
JA長野八ヶ岳管内の南佐久南部地区で、ソバの収穫が最盛期を迎えている。小海町では休耕田の有効活用や特産品づくりなどを目的にそばの里づくり事業を展開。刈り取りの運営をJAに委託し、「小海そば」の名前で地粉のまま町の直売所などで販売している。
同地区は高原野菜の一大産地だが、そばどころでもある。住民の高齢化により野菜などの作付けが難しい場合でも、そばは比較的手間が掛からず、刈り取りも委託できるため、多くの農家が栽培に取り組んでいる。
その他、川上村では「霧下そば」が有名で、今年は約5ヘクタール作付けした。霜が降りた9月下旬から10月上旬に刈り取りする。これから村内ではそば打ち講習会などが催されにぎわいを見せる。
南相木村もそばを特産品としており、乾麺の「霧中そば」や、そば生産組合が作る生そばの「市兵衛そば」が人気だ。