キーマカレーなど忙しい料理の盛り付け
JAみなみ信州女性部は、飯田市鼎のJA営農部大会議室で、講師に料理研究科の枝元なほみさんを招き、役員、部員、家の光協会担当者、JA職員ら190人が参加し、家の光クッキングフェスタを初めて行った。
同フェスタは、みなみ信州産の農畜産物を使った料理や伝統野菜を多くの人に提供することで、食を見直しより良い食の在り方を再発見する狙いがある。
同部役員とJA職員40人は、枝元さんの指導で前日から料理の下準備を行い、トウモロコシご飯、ナスのキーマカレー、野菜の揚げ浸し、カスタードと梨のトライフル、天龍村の伝統野菜「ていざなす」のみそ焼き、キュウリの浅漬けをそれぞれ190人分調理した。
同部の遠山幸江部長は「クッキングフェスタで、食の大切さ、農業の役割、地域の食文化などをあらためて考える機会になればうれしい。また、さまざまなイベントに集まっておしゃべりをすることが、女性部の活性化に一番良いと思う」とあいさつ。
JAの矢澤輝海組合長は「大勢の女性の皆さんが集まりとてもありがたい。みなみ信州管内には伝統野菜が数多くあるので、皆さんの力で守っていってほしい」と話した。
試食会では、五つの料理を載せることができる紙製のトレーに料理を盛り付け、参加者全員が試食した。
「地元の野菜をたっぷり使っているので家でも作ってみたい」「70歳を過ぎても家でできるような料理ばかりだったので、家で作って自分のものにしたい」と話していた。
試食後は枝元さんが「家族の笑顔と健康は食卓から〜地産地消をすすめよう」と題し、講演会を行った。