レタスを収穫する子どもたち
川上村立川上第一小学校3年生は毎年、学校の畑約2アールでレタスを栽培している。収穫期を迎え23日に、児童、保護者ら約50人がかりで収穫作業をした。
作業に当たり、学級会長で農家の渡辺秀紀さん(41)がレタスの切り方を児童に指導。収穫作業は多くの児童が初めての経験だったが、教師や保護者に手助けされながら、8玉入りコンテナ176ケース、10キロコンテナ15ケース分を収穫した。
収穫したレタスは、契約先の広島県のスーパーに出荷される。川上村の自然とおいしさを伝えたいと、子どもたちが作ったちらしを添えて販売される。また収穫したレタスの一部は、児童自らカップに詰めて全校児童に振る舞った。一方サンドイッチを作り、親子で食べた。
担任の友野修一教諭は「地域で働く人たちの仕事や村の産業を体験しながら、相手に喜んでもらえるのが仕事だということを実感できたのではないか」と教育効果を説明。渡辺さんは「サンドイッチを食べ、自分で作ったレタスがおいしいと再認識できたはず」と喜んでいた。