林野庁長官賞を受賞した池上さん(右)
JA全農主催の第46回全農乾椎茸(しいたけ)品評会が岡山県で開催され、長野県木曽町開田高原の池上達雄さん(61)が、花どんこの部で林野庁長官賞を受賞した。全国各地から379点の乾シイタケが出品され品質を競った。
池上さんはシイタケの栽培を始めて30年以上。9000本の原木で栽培し、生シイタケ4トン、乾シイタケ500キロ(生換算5トン)を生産する。「4、5月の干ばつで水分不足となり、スプリンクラーでかん水するなどして対策したが生育・品質に影響した。原発事故の風評被害の影響もあり苦労することも多かった」と話す。授賞式はJA木曽本所で行われ、木曽森林管理署の高嶋伸二所長から賞状とトロフィーを受け取った。