色とりどりのトルコギキョウやバラを楽しむ来場者
坂城町上五明にあるA・コープびんぐし店で、第2回トルコギキョウ・バラまつりが開かれた。会場には地元生産者19人から、トルコギキョウ38品種45点、バラ12品種15点が出展され、白やピンク、紫など色とりどりのトルコギキョウとバラが一堂に並んだ。
JAちくまでは、組合員や生産者と地域が一体となり、支所ごとに地域性や独自性を生かしたイベントや地域貢献活動を行っている。JAと地域とのつながりをより深めようと企画され、同まつりは昨年からスタートした。
同JAの南西部に位置する千曲市上山田・力石と坂城町村上地区は、県内有数のトルコギキョウ・バラの産地で、高品質な花が栽培されている。特に力石地区では、1950年ごろに日本で初めてトルコギキョウが栽培された地区。全国的に有名な育種家も多く、歴史ある生産地として評価されている。
市内から訪れた中村夕貴さん(36)は「これだけの品種の花を見ることは、なかなかない。作り手の努力を感じることができた」と話した。
同まつり実行委員長の中沢泉さん(67)は「来場者の反応を見ることができ、好みをリサーチすることもできた。このような機会を契機に、地域と一体となり活性化につなげていきたい」と話した。
展示されたトルコギキョウやバラの収益金は、東日本大震災復興支援募金に寄付される。