ネクタリン生産量増を

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初出荷となったネクタリン「メイファイヤー」

果樹産地JA須高は、ネクタリンの産地化と消費拡大への取り組みを強化している。同JAは、試食宣伝などの取り組みをさらに拡大し、ネクタリンを消費者に知ってもらい、有利販売につなげることにしている。
極早生種は酸味が強いが、県内市場を中心に初夏の味覚として需要は高い。7月中旬からの「メイグランド」「サマークリスタル」から本格的な出荷量となる。全国の市場へ、品種リレーで9月中旬まで出荷が続く。同JAは、今年のネクタリン全体の出荷量を約4万3000ケース(1ケース5キロ)と見込む。
同JAは、大玉生産と適期防除を生産の柱に、「サマークリスタル」や「スイートトップ」などのスイート系ネクタリンを振興してきた。その結果、販売額は2010年には1億円を超えていた。しかし3年ぐらい前から冬の低温、凍害による若木の枯死で生産量が減少してきているのが目立ってきた。販売面でも苦戦を強いられ、12年の売り上げは9200万円(4万4000ケース)となった。

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