心の癒やし書に込める、常設展示でお披露目

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常設展示される書と大澤さん(右)

JA松本ハイランドが(株)長野エーコープサプライと共同運営するセレモニーホール、「虹のホールはた」でこのほど、日展の審査員も務める松本市の書道家、大澤城山さんが書いた作品の展示・お披露目会があった。
同JAの山田泰雄常務は「先般は虹のホール芳川に、また今回は虹のホールはたにいただきお礼を申し上げる。利用していただく皆さんがこの書を見ながら、それぞれ自分のある姿を宇宙の中の一人として考えていただければ」とあいさつした。浅野尚志社長は「遺族や参列者がこの書を見て、少しでも心を癒やしてもらうことが大きな意味。大事に飾らしてもらいたい」と述べた。
大澤さんは「題材は『物質も生命も一つのものであって不増不滅で宇宙に湛えて居る』岡本かの子さんの仏教の新研究より共感した言葉を抜粋して書いた。作品全体を山や田園風景を眺めるように見て、そして文筆の中から作家の息づかいや情感を感じてほしい。言葉の内容は、生命は永遠である。姿かたちはなくなっても、宇宙全体の中には生き続けているということ。多くの方がこの作品を通して、安らぎとか勇気・鋭気を取り戻すことにつながれば作家として幸せ」と話した。
書の常設展示は、昨年、虹のホール芳川で行われ、今回で2ホール目となる。今後、同JAと共同運営する虹のホール筑北・岡田でも展示をしていく。

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