加藤さん(下高井農林高)に栄冠、えのき茸丼コンテスト

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受賞作品を試食する来場者

長野県のJA中野市は、えのき茸(たけ)部会創立50周年を祝う記念事業として、オリジナルえのき茸丼レシピコンテストを開いた。県内から212点の応募があり、グランプリに下高井農林高校生の加藤慎也さんの作品の「えのたんのオムハヤシ丼」を選んだ。
「えのたんのオムハヤシ丼」は、エノキタケのエキスを凍らせた「えのき氷」入りのチキンライスの上に、エノキタケを使ったハヤシソースをかけ、甘めに味付けした半熟卵を載せた洋風仕立ての丼。アイデアの独創性と、チキンライスに農林高校オリジナルケチャップを使い、地産地消に貢献している点が高く評価された。
準グランプリは海野大さんの「ソースえのかつ丼」、JA中野市きのこ部会協議会会長賞は松澤絵理香さんの「LOVEえのきのこドン」を選んだ。
コンテスト受賞者の表彰式を5月31日、アップルシティーなかの(同市)で開いた。同JAの阿藤博文組合長は「受賞したレシピを有効に活用させてもらい、機能性が高いきのこのPRに取り組みたい」と話した。受賞作品は商品化を進めるほか、飲食店での提供も計画している。同日は信州中野いきいき館でグランプリ、準グランプリ受賞作品の試食会があり、多くの来場者でにぎわった。

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