異常気象対策に支援を、市に5項目要請

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要請書を樋口副市長(右)に手渡すJAグリーン長野の竹内組合長(中)とJAながのの瀧本専務

長野市を管内をするJAはグリーン長野とJAながのは4日、春先の低温や強風、降雪、降霜など異常気象による農作物被害対策に関する要請書を同市に提出した。減収が予想される果樹農家への経費助成など5項目について支援を求めた。
JAグリーン長野の竹内守雄組合長とJAながの瀧本勝水専務らが長野市役所を訪問。樋口博副市長に要請書を手渡した。
長野市農業協同組合協議会会長も務める竹内組合長は「さらに被害が増えることも予想している。被害を受けた農家が営農を続けられるよう、行政にも協力をお願いしたい」と話した。
要請では①減収が予想される果樹農家に対し花粉や受粉の労力、代替苗などの経費の助成②今後の管理費の支援や被害果の販売促進対策などの農家の手取り確保③被害農家への低利融資や制度資金の条件緩和④果樹共済の早期支払いと加入促進に向けた加入基準の見直し⑤被災作物への技術指導について県に要請──の5点を求めた。
樋口副市長は「全面的に支援していきたい。販路については地産地消の取り組みとともに学校給食などで積極的に活用したい」などと話した。

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