小梅の選果をする新町選果場の職員
JAながの新町選果場で6日、小梅の選果が始まった。初日は20戸の農家が1.5トンを出荷した。9日までがピークで、長野市信州新町をはじめ西山地域を中心に20トンの集荷を見込む。
小梅の選果はSから4Lまでの6段階に分けられ、JAの直売所や加工所、県内外の加工業者、卸売市場などに出荷する。今年は春先の凍霜害の影響を受けた他、ここ2、3年では標高の高い地域で渡り鳥「ウソ」によるつぼみの食害が多く報告されている。こうした中、農家は主力の「竜峡小梅」を中心に厳選した果実の出荷に努めている。
今後、6月3週目から中梅、6月末には大梅の出荷が始まり、7月中旬まで選果作業が続く。また、来年から新しい選果機が導入されるため、現在の選果機は今期の選果が最後となる。