被害状況について説明を聞く細野幹事長ら
民主党の細野豪志幹事長がこのほど、4、5月に県内で発生した農作物の凍霜害の状況を視察するため、安曇野市三郷温のリンゴ園を訪れた。細野幹事長はリンゴ1.9ヘクタールを栽培する二木武志さん(38)の園で、被害状況と来年の生育不良の懸念もある窮状について説明を受けた。
4月21日の降雪写真やリンゴの花の凍結写真を細野幹事長に見せた仁木さんは、「今年の収穫が望めないため農地取得資金の返済猶予など、被災農家への対策を考えてほしい」と要望した。
細野幹事長は「被害は大変深刻なため、支援対策などを国や県に働き掛けたい」との意向を示した。
視察に立ち会ったJAあづみの千國茂組合長は、安曇野産ブランドを守るために、被災農家の借入金利息に対する利子補給や果樹共済の年内支払いなどを要望した。
同JA管内の凍霜害は、果樹の他に麦やアスパラガスなど広範囲に影響しており、被害額は約7億円に上っている。