生産者が出荷規格を確認した目ぞろえ会
JA北信州みゆきは21、27日、飯山市常盤のJA基幹集荷所でシャクヤクの目ぞろえ会を開いた。同JA管内では「春の粧」や「ルーズベルト」、「夕映」、「サラベル」などを中心に、「氷点」、「さつき」など50品種を出荷している。多品種がそろう産地として魅力を高め、今年度は全体で71万本の出荷を計画する。
発出荷はハウス物で13日と、例年より3日ほど早い。現在は露地物が出荷を迎え、ピークは6月上旬。6月下旬まで出荷が続く見込みだ。
シャクヤクの人気の一つは開花の豪華さだ。他の花に比べると観賞できる日数が短いため、早刈りをして出荷する傾向がある。だが、早すぎる切り前は、開花の有無を大きく左右する。この問題点の解決にあたり、同JAでは取引のある関西方面の市場を中心に生花店との勉強会を開催。産地の栽培努力を伝え、消費地での温度管理や水上げ方法などの徹底を促してきた。これからの取り組みから、数年前から市場からの評価を高めている。
今年度は新規栽培者8人を含め、管内77人の生産者が栽培・出荷する。