田植えをした田んぼの前での集合写真
飯田市の山本小学校5年生54人は、同校敷地内の田約0.5アールで「コシヒカリ」の田植えを行った。JAみなみ信州青年部山本支部は、同校の稲作りを昨年から指導している。
以前は児童の保護者が行っていたが、農家の家庭が少なくなり、指導者がいなくなってしまったため、同校が同JA山本支所に依頼。同青年部が引き受けた。
支部長の井坪靖さん(36)は「山本地区は農業が盛んだが、半分以上の子どもは田植えをしたことがないことに驚いた。子どもたちには食べ物の大切さを少しでも学んでほしい」と話した。
今後は児童が当番制で毎日、水や草の管理をし、9月中旬に稲刈りしてはざかけ、脱穀、収穫祭を予定している。