可憐な姿と上品な香りは信州の美しい風土の生まれ変わり
知っているようで知らない 3つの特徴
その1
大きく美しいダリアを
咲かせるために
「ダリアの生産日本一」を目指すJAみなみ信州。美しいダリアを咲かせるために欠かせないのが「芽かき」の作業です。芽かきでは、伸ばしたい茎以外の葉を根本からちぎり、太い茎に多くの栄養が行き届くようにします。芽かきを行っても、しばらくすると脇から別の芽が出てくるためそれもこまめに摘み取る必要があります。なかなか骨が折れる作業ですが、太い茎の真ん中に大きくきれいな花をつけるために手間を惜しみません。
その2
樹皮を傷つけることで
たくさんの花が咲きます
桜の栽培では、「ふかし」の作業ほかに、夏場に樹皮むく作業を行います。木は樹勢があると上に伸びようとする性質があるため、あえて木を傷つけ、樹勢をなくさせ花芽が多くつくようにしてやるのです。生産農家の厳しい愛情によって、見事な花を咲かせる桜が出荷の時を迎えます。
その3 ハウスのなかで開花寸前まで育てる
花木の種類や出荷時期などにもよりますが、花木の栽培には「ふかし」と呼ばれる促成栽培が用いられます。ふかしとは、花の咲かない冬の期間に枝を切り出し、水を張ったバケツのなかで水やりをしながら気温20~25度、湿度70~80%のハウスで開花寸前まで育てる技術。花木の種類にもよるが、10~15日ほどで出荷できる状態になります。
出典:JA長野県ウェブマガジン「長野県のおいしい食べ方」