爽やかな酸味と甘みが特徴のアンズ。初夏にはフレッシュで召し上がれ
知っているようで知らない 3つの特徴
その1 霜害を防ぐ春の焚き火
3月下旬の花が咲きはじめる時期と4月下旬の幼果の時期には、霜により実が痛むのを防ぐため、早朝から作業がはじまります。畑のそこかしこに太い薪に火をつけた焚き火を配置し、あんず畑全体を地面から温めて霜が降りるのを防いでいます。
その2
実を見て、天候を見て、
大切に育てるアンズ
アンズはデリケートな果物。摘果ではボロポロと自然落下することも多いため、ひと粒ずつ丁寧に手で間引かれています。また、実が雨に濡れると水分を吸って割れやすくなるため、天候を見て時には前倒しで収穫作業を行います。
その3
熟してから収穫される、
手間のかかる果物
アンズの旬は6月中旬から7月中旬までの1ヶ月ほどで、熟していないと収穫が行われません。けれど熟しはじめるとその進行も早いものですから、「今だ!」となったら早朝から夜遅くまで、休む間もなく作業が行われます。
出典:JA長野県ウェブマガジン「長野県のおいしい食べ方」