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アンズ

爽やかな酸味と甘みが特徴のアンズ。初夏にはフレッシュで召し上がれ

アンズ

信州では江戸時代から咳止めの漢方薬になる杏仁(きょうにん)を取るために多く栽培されてきました。一般に出回る加工アンズとは違い、生食アンズは季節限定のおいしさで、毎年全国各地からご注文をいただいています。果実は丸く、しまってハリのあるものを選びましょう。

知っているようで知らない アンズ3つの特徴

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その1 霜害を防ぐ春の焚き火

3月下旬の花が咲きはじめる時期と4月下旬の幼果の時期には、霜により実が痛むのを防ぐため、早朝から作業がはじまります。畑のそこかしこに太い薪に火をつけた焚き火を配置し、あんず畑全体を地面から温めて霜が降りるのを防いでいます。

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その2 実を見て、天候を見て、
大切に育てるアンズ

アンズはデリケートな果物。摘果ではボロポロと自然落下することも多いため、ひと粒ずつ丁寧に手で間引かれています。また、実が雨に濡れると水分を吸って割れやすくなるため、天候を見て時には前倒しで収穫作業を行います。

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その3 熟してから収穫される、
手間のかかる果物

アンズの旬は6月中旬から7月中旬までの1ヶ月ほどで、熟していないと収穫が行われません。けれど熟しはじめるとその進行も早いものですから、「今だ!」となったら早朝から夜遅くまで、休む間もなく作業が行われます。

出典:JA長野県ウェブマガジン「長野県のおいしい食べ方」

出荷数量

【生産概要】
出荷量
300t(平和、信山丸、新潟大実、信州大実、信月、ハーコットの総量)
出荷時期
6月下旬~7月下旬
出荷産地
北信地区

全国シェア

県別ベスト3
1位:青森県
2位:長野県
3位:福島県

統計年度:農林水産省統計部発表資料
(平成22年度)

長野県で1年間に収穫されるアンズ(809t)を全て計りに乗せると、アフリカゾウ約95頭分の重さに相当します。
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