頬張るほどに溢れる果汁。濃厚な旨みが詰まった信州のブドウ
知っているようで知らない 3つの特徴
その1 甘く、大きなブドウを生む摘粒作業
甘く、内側から弾けるような果肉を生むために欠かせないのが、ひと枝につける房の数を抑えることと、房に実った粒を取り除いて数を少なくする摘粒作業です。特に信州生まれの種なしブドウ「ナガノパープル」では、摘粒作業によってひと房に実る粒を30~35粒ほどに調整することもあります。
その2 木を人の手で整える木の仕立て作業
ひとたび風が吹けばすぐに重なり合ってしまう葉の向きを整え、余計な枝葉や新芽を取り除きながら枝をちょうどよい位置で固定する木の仕立てもブドウ栽培の上で大切です。自由奔放、好き勝手に枝葉を伸ばすツル性植物のブドウの木を人の手によって整えることで、ひと粒ひと粒に栄養(味)を行き渡らせることができるのです。
その3
冬の巨峰は北信州からの
特別な贈り物
長野県の北部、北信州に位置するJA須高とJA中野市は、もともと日本有数のブドウ産地ですが、管内では全国的にも珍しい「巨峰」の2期作も行われていて、1期目の収穫を終えた5月頃から2期目の準備を行い、初雪が降る12月頃に収穫しています。
出典:JA長野県ウェブマガジン「長野県のおいしい食べ方」