初出荷 品質は良好

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サクランボを確認する山口部会長

JA中野市は18日、ハウスで加温したサクランボの初出荷をした。管内2戸の農家が「佐藤錦」「高砂」「香夏錦」合わせて約30キロを出荷した。JA職員がJAの集出荷センターで、検品、出荷作業をした。今年は降雪量が少なく、ビニールハウスの被覆や加温の開始が計画的に進められ、昨年より2日早い初出荷。結実も良く、良質なサクランボに仕上がった。
管内のサクランボ農家は約70戸ほど。そのうち約30戸の農家がハウス栽培に取り組んでいる。今後、ハウスサクランボは6月上旬まで、露地物は6月上旬から7月上旬までの出荷を予定している。
JAは県内トップクラスのサクランボ生産量を誇る。年間の降水量が比較的少なく、昼夜の気温差が大きいことから、濃厚な味が乗りやすいのが特徴だ。
JAのサクランボ部会の山口正信部会長は「生産者の努力で無事この日を迎えることができた。サクランボの初出荷は中野市の果樹の1年がスタートする大事な瞬間でもある。JAの協力を仰ぎながら品質の良いものを出荷していきたい」とあいさつした。

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