高齢農家と園児、餅つき通じ交流

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餅ついて児童と交流する会員 

子どもたちに地場産農産物の理解を深めてもらおうと、長野県のJA中野市いきがい農業者の会は12月上旬、収穫祭を開いた。会場の信州中野いきいき館に、中野市さくら保育園の年長児26人を招き、餅をついて交流を深めた。
同会の高山巌会長は「けがのないように、みんなで頑張ってついて、おいしい餅にしましょう」とあいさつ。園児はきねを持って「お餅をつきましょ、ぺったんこ」と声を出し、応援し合いながら楽しんだ。昼食会では、会員の野菜で作ったけんちん汁と餅を一緒に味わった。園児らは「おいしい」「きな粉のお餅が大好き。うれしい」と笑顔を見せていた。
同会は、農薬をなるべく使わずに農産物を栽培し、地元の消費者に提供することを目的に発足した。現在の会員は、230人。「農業を生きがい」とする高齢農家や定年帰農者らを中心に構成する。

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