介護保険事業を譲渡

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式で連携を確認する、右から春日専務、油井理事長、井出組合長、社浦理事長

JA佐久浅間は、介護保険事業を社会福祉法人ジェイエー長野会に事業譲渡する契約を結んだ。事業移管は2018年4月1日。JA長野県グループ内の介護福祉事業再編の一環。介護報酬引き下げや人材難など厳しさを増す介護保険事業の環境に対応し、より効率的で質の高い介護サービス提供を目指す。
13日に長野市のJA長野県ビルで、事業譲渡契約の締結式を開いた。JAの井出健組合長は「県内JAの介護福祉事業の先駆けとして期待は大きかったが、厳しい環境に対応するため、専門組織である長野会への移管、継続の道を選んだ。今後も地元JAとして支援していきたい」と述べた。
長野会の油井博一理事長は「佐久地域は佐久、小諸の両厚生連病院があり、地域医療の先進地域といわれている。JAの居宅系介護事業と連携を図り、厚生連の医療介護と一体となった地域包括ケアの先進地区としての役割を果たしていきたい」と抱負を語った。
締結式には、立会人として、JA長野中央会の春日十三男専務、JA長野厚生連の社浦康三理事長も参加した。
ジェイエイ長野会は、JA長野県グループが介護事業に取り組むために1994年4月に設立した組織。特別養護老人ホーム6施設、障害者福祉施設3施設を拠点に事業展開をしている。

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