育てたユリ収穫、地元農産物学ぶ

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開花前のユリを切り取る児童

木祖村の木祖小学校4年生は8月下旬、村内のユリ農家のハウスで収穫体験学習をした。22人の児童がJA木祖村花卉(かき)生産部会長の翁像行夫さんのハウスを借りて、球根から育てたユリをはさみで切り取った。
総合学習の一環で、6月から事前学習、球根の植え付け、草取り、生育状況の見学、この日の収穫体験と学習を深めてきた。JA木祖支所も花育の一環として協力し、JA農事園芸課の狩戸公彦営農技術員が講師を担当した。
品種は淡いピンク色の「テーブルダンス」。児童は開花前のユリを切り、70本ほどを収穫した。収穫したユリは小学校の参観日に保護者らに販売する予定。
担任の栁澤匡教諭は「ユリが地元の農産物と初めて知る子が多かった。児童が地元にも立派な農産物があることに誇りを持ち、農業に関心を持ってもらえたらと思う」と話した。翁像さんは「子どもたちが待ち望んでいた収穫で、喜ぶ笑顔がうれしかった」と語った。

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