繁殖牛群改良へ 高等登録審査で全頭合格

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牛を見ながら学んだ勉強会

JA長野八ケ岳肉牛部会は5月下旬、川上村の牧場で和牛の高等登録審査会と繁殖牛の勉強会を開いた。審査を受けた繁殖雌牛8頭が全て合格し、高等登録された。今後各牧場では、登録された母牛から生まれてくる雌牛を繁殖牛として残し、牛群をさらに改良していく。
審査会には審査委員として、全国和牛登録協会の池田和徳参与、JA全農長野の佐々木俊幸監理役、岡本唯係長を招いた。全頭合格し、出品した農家は「無事に登録されてよかった」とほっとした様子だった。
高等登録は、血統、体形、繁殖成績など六つの資格条件を満たした繁殖牛だけが登録される。繁殖牛の登録区分では最高位に位置付けらる。
勉強会には、部会員ら14人が参加。池田参与が良い牛の条件を説明した。部会員は「学んだことを経営に生かしたい」と話した。
JA畜産酪農課は、こうした審査会や勉強会を生産者の意欲向上につなげたい考えだ。

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