トップインタビュー<JAちくま 竹内史朗組合長>

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「スムーズに合併できるよう努める」と話す竹内組合長

―新組合長に選任されての思いについて。
3月24日の臨時合併総会で、すでに9月1日の北信地区5JAの合併が決定された中での就任であり、合併までの残された期間も少ない。組合員の皆さまに迷惑の掛からないようスムーズに合併できるよう努めていきたいと思います。


―JAの現状の課題とそれに対する対応、また今後の運営について。
合併に向けての組合員懇談会において「組合員と共に、地域資源と経営資源を最大限活用し、自然や地域環境と共存できる未来あるJAを目指す」をスローガンに、三つの課題(1)環太平洋連携協定(TPP)や規制改革による農畜産物の生産量減少と競争激化による農業危機(2)人口減少による管内マーケット縮小と事業量減少(3)規制緩和と競争激化に対する経営の高度化―を掲げ、その課題解決を図るため、合併の必要性や効果を提示して組合員の理解を頂き、9割を超える賛成を得て合併が決議されました。
また、その過程において新JAへの意見・要望なども多数頂きましたので、その実現に向けてまい進してまいります。
特に要望の多い、300億円の販売取扱高を生かした有利販売の実現やロット拡大による農業資材価格の引き下げなど、生産者の手取り向上対策は、重要かつ急務です。
広域大型合併によるJAとの距離感について心配される組合員のご意見も多数聞かれますが、JAちくまは合併後も、ちくまブロックとして従来通りの支所、店、各営農センターの体制で事業を行い、より充実したサービスに努めていきます。
支所運営委員会、各部会などの組合員組織につきましても、さらなる充実を図り、組合員の声が届くよう努めていきますので、より一層のご協力・ご支援をお願いします。


プロフィール
たけうち・しろう
1949年生まれ。千曲市雨宮在住。2010年に常勤監事、13年に非常勤理事、16年に代表理事組合長に就任。

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