みらい塾スタート、協同活動担う人材育成

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「協同活動みらい塾」の受講生ら

JA松本ハイランドは、協同を担う人材を育成する「協同活動みらい塾」を開塾した。全体のコーディネーター役となる塾長をJC総研の松岡公明理事が務め、来年2月までに10回の講座を開く予定。農業や6次産業化、地域づくりなどのテーマに応じ、組合員らが優良事例を発表し、参加者同士で論議を交わして協同活動の活性化に結びつける。
みらい塾は、組合員が協同活動の本質を学ぶことで協同組合の意識を高め、JA運動をけん引するリーダーを育成する目的で開講。参加者同士が意見交換するワークショップ形式で行う。議論を深め、地域で各自がどのような役割を発揮できるかを導き出す体験型の講座内容がメーンだ。
JAグリンパルで行った開塾式には塾生や常勤役員など58人が出席。伊藤茂組合長は「協同を実践するリーダーとなって、地域やJAをけん引することを期待している」と激励した。また、松岡塾長は「塾生が秘める可能性とJAが持つ可能性を結びつけることができる塾にしたい」と抱負を述べた。
開塾式後に開いた第1回講座では、JAの高山拓郎専務が第4次長期構想とJAが目指す姿について講義。松岡塾長が協同組合論や協同組合原則について講義した。
同塾は、支所再編により4月から「地域交流センター」となる施設を活用するとともに、支所の会議室などでも講座を開き、広大なJA管内を知ってもらう機会とする狙いもある。今年度の受講生は46人で、リーダーとしてふさわしい組合員を各支所の運営委員会が推薦、選出した。

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