3/4JA長野県食農教育推進研究会を開催しました

3月4日(水)、安曇野スイス村サンモリッツで、食農教育に地域で取り組んでいる生産者組織の皆さんやJA担当者の皆さんの啓発・知識向上を目的に、JA長野県食農教育推進研究会を開催しました。

約80名が参加し、26年度の食農教育優良組織表彰および活動発表、研修、基調講演を実施いたしました。

本年度の食農教育優良組織にはJA佐久浅間が選定され、表彰式と活動発表を行いました。
同JAは、管内小学生と保護者を対象に、JA佐久浅間ちゃぐりんスクールとして、農業体験を中心に自然に親しむイベントや料理教室などのカリキュラムで構成する通年型の食農教育企画を実施しています。
まJA佐久浅間食農教育プランを策定し、中長期的な視点の下に、食農教育推進委員会を設置し各部署で連携を図り取組みを進めていること等が評価されました。
取組内容の詳細はコチラ

研修では、総合子供の遊び情報研究所代表の東正樹氏が、食農教育の実践的手法として子供の心をつかむ集団ゲームを紹介し、参加者全員で実際にゲームを行いました。東氏は、「初対面の子どもと接する際は、両手でしっかり握手をして目を見て微笑みながら話すことが大事」と話しました。

基調講演では、作家・エッセイストの森久美子氏が、心を育む食農教育について講演しました。「いただきます」という動植物の生命をいただいている意味を持つ言葉の大切さ、生産現場から離れた場所で生活をして「1円でも安く」と行動することが、やがて故郷の喪失につながる、食農教育では農業の大変さを伝えても子供の心には響かず、農業を「すごい」と思わせることが大切、といった大変ご示唆に富む内容でした。

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