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春色アレンジ花のスター・ラナンキュラス

ラナンキュラス

3月といえども辺りはまだまだ農閑期といえる冬景色・・・。
ハウスの中に「ラナンキュラス」なるものがいると聞いてやってきたのは、長野県北部の千曲市屋代(JAながの ちくまブロック)。

注:なお、ここから少しの間だけ、戦隊もののヒーローになった気分でお読み下さい♪

 (一人芝居の妄想枠)
「むむむ、ラナンキュラス・・・、一体どんなヤツなんだ。恐ろしい怪獣か!?」
「このハウスの中にいるんだな・・・。踏み込むぞっ、とう!!」
「出たな~ラナンキュラス!!オレが相手だっ」

以上、妄想は早々終了(笑)。
「ラナンキュラス」という響きに、戦隊ものの怪人をイメージした方もいるのでは? と、こんなスタートで失礼しました!

華やかな魅力を放つ春の花

というわけで、今回は春注目のお花「ラナンキュラス」のお話です。早速、生産者の久保田寛さんにハウス内を案内いただきました。黄色・オレンジ・ピンク・白とカラフルな花が咲き誇り、まるで別世界。

ラナンキュラス

少しの透け感と光沢のある薄い花びらは、しっとり柔らかな手触り。艶やかで鮮やかな色合いに、華やかさと上品さを備えた花がラナンキュラスです。その幾重にも重なった花びらのボリューム感と、丸みを帯びた巻き具合、棘もなく優しい花姿は、春色アレンジ花のスターとしての風格さえあります。

久保田さんが栽培しているのは、次の6種類。

ラナンキュラス

薄い桃色、エレガンス系「ライトピンク」

ラナンキュラス

クリーム色、エレガンス系「クレマ」

ラナンキュラス

白地にピンクの縁取り、エレガンス系「ビアンコストラト」

ラナンキュラス

濃いピンク「アミアン」

ラナンキュラス

オレンジ「ビゴール」

ラナンキュラス

白と緑色「フェスティバルビアンコ」

これらは皆、今年2年目の花たち。実は久保田さん、10年ほど前にもラナンキュラスを栽培していたのですが、トレンドや価格面で中断していたそう。ところが最近、冬の花として人気急上昇中で、品種やカラーも増えたことと、地元JAながの ちくまブロックの営農指導員さんにも勧められ、再び栽培にチャレンジ。11月末から出荷が始まり、3月に最盛期を迎え4月頃まで、シーズンで3万本ほど首都圏中心に出荷しています。地元のA・コープあんず店びんぐし湯さん館に出荷することもあるそうですよ。

ラナンキュラス

カラフルで種類もたくさん!

さて、今年の一番人気は濃いピンクの「アミアン」。ちなみに久保田さんのお気に入りはオレンジの「ビゴール」だそう。見ているだけで元気になりそう♪ 毎年のように新品種もつくられ、世界的には何種類あるのか分からない、とのこと。「もしかしたら数十種類から百種類くらいあるかも?」と笑う久保田さん。その時々の人気状況をみながらいろいろな種類を育てたい、と意欲的です。

ラナンキュラス

今年の一番人気、濃いピンクのアミアンについて話す久保田さん

ラナンキュラスは低温でも花芽がしっかりつきますが、信州の冬はさすがにキビシイ・・・。そのためハウス内は暖房を入れ、真冬でも6℃以上に保ちます。「6℃って寒すぎ!」って思いません? そこは さすが冬の花、ラナンキュラスは涼しいところが大好きなんです☆ また、湿度が高すぎるとカビが生えたり病気になってしまうので換気が重要、と久保田さん。温度と湿度管理を欠かさずに育てたラナンキュラスは茎が固くなり、しっかりとした大輪を咲かせることができます。

ラナンキュラス

温度・湿度管理が大切

ラナンキュラス

屋根も開閉式

ラナンキュラス

ハウス内をぐるりと囲む温風装置

ラナンキュラス

温度調節用に壁が開閉できる

お部屋で飾る際も、温度管理や水切りさえしっかり行えば、1カ月近く持つというラナンキュラス。まだまだ寒いこの季節、色とりどりの花でお部屋を明るく彩りませんか?「コツコツ」と春の足音が聞こえてくるかもしれませんよ。

ラナンキュラス

ラナンキュラス【ラテン Ranunculus】

東ヨーロッパと西アジア原産とされ、キンポウゲ科キンポウゲ属の多年草、観賞用。和名は花金鳳花(ハナキンポウゲ)。原種は5弁の黄色い花で、ふんわりと光沢のある黄色の花姿からバターカップ(Buttercup)という英名もある。
高さ約30cmの花茎に重弁花・大輪花をつける。黄・赤・白・桃・緑・橙色とカラフルな色合いにグラデーション、また八重咲き・フリルのような花びらなど品種も多い。
【おまけ】
ラナンキュラスの語源はラテン語で「rana」、蛙(カエル)からとか。なんでも葉っぱがカエルの足に似てるとのことなんですが、似てますかね???

ラナンキュラス

歴史ある自然豊かな花の里・千曲市

今回訪れた千曲市は、たゆみなく流れる千曲川に育まれた豊かな大地に、リンゴやブドウ、タマネギなど多品目栽培が盛んな土地柄。善光寺参りの精進落としの湯としても有名な戸倉上山田温泉や、「一目十万本」といわれる日本一のあんずの里、「田毎の月」として知られる姨捨の棚田(国の重要文化的景観に選定)などなど、季節ごと風情のある魅力的な地域です。
そして実は、ココ千曲市はトルコキキョウ発祥の地ともされ、昭和25(1950)年から露地栽培が始まった老舗の花産地! 美しい花姿で日持ちが良いトルコキキョウもオススメですよ!

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