本当のスローフードを鬼無里で学んできたよ

食品の保存の方法として最も古いもののひとつが「乾燥」です。人間は食品からじゅうぶんな水分を取り去ることで、食べ物が朽ちたりだめになるのを防いで保存してきました。ほぼ1年中、現在では野菜が欲しい時比較的容易にいろいろな種類の野菜が手に入りますが、昔の自給自足によって日々の生活の営んでいた人々でも、先祖から代々受け継いだ知恵によって、季節を問わず様々な種類の野菜を食べていたのです。「乾燥野菜」はその代表的なもので、ものによって異なりますが、75%から95%の水分が乾燥によって取り去られています。
山間で雪の多い県北部の長野市鬼無里(きなさ・旧上水内郡鬼無里村)では、昔から多くの家庭でこの乾燥野菜が作られていました。そして今、この乾燥野菜を地域の代表する食文化として守り伝えようと、地元のおばあちゃんたちが乾燥野菜の作り方、そしてそれを使っての美味しを逃がさない料理方法などを、講習会等で多くの人に伝えるようになっています。乾燥野菜は本当の意味で鬼無里という土地のスローフードそのものなのです。
「子供の頃は、寒中になると家々の軒先に大根が干され、その大根はお田植えの時(その頃はちょうど生の大根が無い時季で)、煮物として手伝ってくれた大勢の人たちにご馳走として振舞ったんです」と、そのひとり小林貞美(こばやしさだみ)さんは当時の思い出を語ります。
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この豚丼はどうしても食べてみたいですよね

新潟との県境に近く、1年の3分の1が雪に覆われるという豪雪地帯の飯山市で、先週末、新しいB1グルメが誕生しました! 一般からの公募で募集した17候補の中から栄えあるグランプリに輝いたのは、地元産のこだわり豚「みゆきポーク」と「幻の米みゆき米」に、野菜がたっぷり乗っている、見た目にも彩りの美しい丼、「みゆき豚丼」です。ね、食べてみたいでしょ? 今後は商品化も含めて、地域の味として広めていく予定だとか。
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お餅をお菓子に変えるおばあちゃんのスゴ技

みなさんの家には、お正月に食べきれずに残っているお餅は、ありませんか?「焼き餅、お雑煮、お汁粉にはもう飽きたよ〜」と、お餅をどこかへしまっていたりしませんか? そんなあなたに、今日はびっくりするくらいおいしい、簡単で、家族みんなが喜んで笑顔になる、お餅の活用レシピをお教えしましましょう♪
「あれは一度食べたら忘れられない」との評判を聞きつけて、長野市桜にお住まいの、81歳になるおばあちゃん、傳田マス夫(でんだますお)さんのお宅にうかがいました。マス夫おばあちゃんの家はりんご農家。器用でおもてなしが大好きで、とても優しいおばあちゃんです。秘伝のおいしいあられの作り方を教えていただけますか?
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今週のプレゼントは信州定番のおやきですよ
“鬼はぁ〜外!福は内!”そうです、今日は「節分」ですよね。言葉通り季節の変わり目、節目を表し、現在では「立春」の前日を「節分」といっており、節分には豆まきをして、「鬼(邪気)」を払います。
なぜ豆なのか? ちょっと調べてみましたところ、まめ=魔目として鬼の目にめがけて投げつけることにより、魔減(まめ)といって魔が減るという意味があるとか。鬼を退治するための豆と、
豆そのものを鬼と見立てていたということから豆を家の外に「鬼は外!」といって投げるのだそうです。お豆の他にも、鬼の嫌がる柊(ひいらぎ)の枝に鰯(いわし)の頭を刺したものを家の入り口に飾っておくなどの習慣が今も続いています。なるほど・・・・奥が深い。
しかし、節分の後、お豆を歳の数だけ食べますよね? 子供の頃は喜んで数を数えて食べてましたが、今はこのときが苦痛で。歳の数のお豆を食べたら絶対お腹を壊すのではないかと思うくらいの数になってしまった自分に驚きます! 片方の手のひらにのる位のお豆の数がきっと適量です。わたしなんか・・・・両手でもこぼれる(?)かもしれないくらいなのに・・・(笑)。
みなさん、くれぐれもお豆を食べ過ぎて、お腹を壊さないように(^_^;)
信州と言えば「お・や・き」ですよ
さて、2月最初の今週のプレゼントは、信州の郷土食の超定番「おやき」をおやきや総本家より、抽選で3名さまにプレゼントいたします!! ほっとっする美味しさは郷土食ならでは。この時期にあつあつで召しあがってください。
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新信州暦 冬が終わりかけているような予感
1月下旬から晴れた暖かい日が続いていましたが、2月になった途端の1日は県内各地で降雪がありました。県中南部には大雪・着雪注意報が、県北部には着雪注意報がそれぞれ出され、JR飯田線などでは電車の運転を一部見合わせることとなりました。長野市内では水分を多く含んだ「ベタッ」とした雪が降り、1月中旬までの極寒の日を思えば「暖かくなってきているのかな」と感じられました。普段はあまり雪の降らない雪に不慣れな南信州でも雪が降り、一面の雪化粧となって、飯田市の市街地には10センチの積雪がありました。厳冬期の信州でも雪の少ない中南信の農家には「大雪は豊年のきざし」という言い伝えが残っているので、今年は期待できるかもしれませんね。
翌2日の朝には道路が凍っていましたが、お日様も戻り昼にはほとんど解けきってしまいました。気象庁の発表によると1月の県内の平均気温は各地で平年を上回ったそうです。元日からずいぶん寒い日が続いていた気がしたので、ちょっと驚きの結果でした。一方、最深積雪も平年を上回り、最も積もった野沢温泉村で235センチということで、これは平年の184センチを50センチも上回ったことになります。
暖かい日が続いているとはいえ、まだまだ春が待ち遠しい頃ですが、「春が来てほしいような、来てほしくないような...」と思っている花粉症の方も多いことでしょう。一説には日本人の2〜3割は花粉症だといわれ、2006年に東京都が行った調査では、都民の28.2%が花粉症と推定されているそうです。そんな花粉症の方への朗報が日本気象協会長野支店から発表されました。今年の県内の花粉量は「非常に少ない」ことが予想されるそうです。昨年夏の日照不足や低温で雨が多かったことなどから各地で平年比35−60%の量なのだとか。花粉症持ちにとってはぜひとも当たってほしい予想ですね。もちろん、花粉がまったく飛ばないわけではないので、敏感な方はご注意を。飛散開始は、暖かい日が続けば早まるという条件がついていますが、南が2月中旬から後半、北が3月上旬からと予想されます。
須坂市の「世界の民族人形博物館」では、恒例の30段巨大ひな飾りが公開中。高さ約6メートルのひな壇に、ななななんと1000体ものひな人形がずらずらずらっと並べられていて見事というか口が開いてしまいます。この巨大ひな飾りは4月13日まで公開していますし、うまく機械が働いていれば須坂市観光協会のサイトからはライブカメラにアクセスも出来ますので、ご覧あれ。
南信州をよく訪れる人なら伊那名物「ローメン」の存在はご存じのはず。伊那市などの飲食店でつくる「ローメンズクラブ」が、今月1日から高校受験を控えた中学3年生を対象に「頑張ローメン、合格(うか)ローメン」キャンペーンを実施しています。チラシと学生証の提示でローメン1杯が100円で食べられるとのこと。3月19日まで同クラブに加盟する20店舗で開かれます。「そりゃあいい、ところでローメンってなに?」という方は、当ブログマガジンの過去記事「ローメンこそ南信州は伊那の新しい郷土料理」をお読みください。
長野県野菜花き試験場が、春から秋にかけて安定的に収穫できるアスパラガスの新品種を開発しました。春に収穫した後、成長した茎を秋に再び収穫できるということで、従来の品種に比べて確実に収穫量がアップするそうです。2010年度に試験栽培し、2011年度から一般の農家に普及する計画です。今年もどうかたくさん信州産のアスパラガスを食べてください。日本一のアスパラガス産地長野県は進化しています。
現在、本誌に新年最初の農事録を提出した直後に南の国に国外逃亡した安曇野のりんご農家岩垂君は、日々更新される手記を見るかぎりカンボジアのアンコールワットの辺りに潜伏中ですが、この時期、信州では多くの果樹農家が剪定作業を続けています。一年の品質や収穫量に影響を与える作業で、そのための講習会なども盛んに行われています。精気を蓄え、生まれかわった岩垂君もまもなく送還されて現場に復帰されることでしょう。また、農閑期となっているこの時期には、野菜の栽培講習会や、JAと生産者の意見交換会、新品種や振興品目の説明会なども数多く行われています。
全国子どもファーム・ネット推進協議会やJA全中が主催し、全国で農業体験に取り組む児童が体験成果をまとめた「かべ新聞」を発表するコンクールで、小諸市の市立坂の上小学校が最優秀賞にあたる農林水産大臣賞に選ばれました。6年2組の児童でつくるグループが、土地の有効活用を図るため、昨年の夏に取り組んだソバの栽培などについて紹介し、栄誉に輝いたもの。
*巻頭のカバー写真を入れ替えました。先週土曜日の日没直後、飯山市寿の信濃平観光案内所近くに出現したいくつもの雪の家「かまくらの里」の光景です。火の灯されたかまくらの中からは、鍋を囲む親子連れの楽しそうな話し声が聞こえていました。ここのかまくらは予約で利用することができますよ(信濃平観光協会:電話 0269−62−2225)。飯山市では来週の土日の13日、14日に「第10回かまくら祭り」と「第28回いいやま雪まつり」が開かれます。[撮影 山崎則子]
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●今日は節分です。暦のうえでは今日で冬が終わり、明日からは春になります。昔の暦でいえば今日が大晦日となり、明日からは本当の意味での新年になるわけです。かつては大晦日的な意味合いもあって、「鬼やらい」の行事が行われ、これが「節分の豆まき」として現在にも残されています。下諏訪町にある諏訪大社下社では2時過ぎから節分祭がおこなわれています。長野市の善光寺でも花火が打ちあげられて節分会(せつぶんえ)の豆まきがはじまるようです。
明日4日は二十四節気のひとつ「立春(りっしゅん)」です。立春という言葉の響きには素敵なものを感じます。暦便覧に は「春の気たつを以て也」とシンプルに記されていますが、これがうちに秘めた喜びを表しているようでもあります。立春から、次の立夏(りっか)、5月5日の深夜までが、春といわれる季節です。雪の多い土地では、春は突然に訪れるといいますから、目をさらのようにして春を待ちたいと思います。
5日は、2月最初の午の日(うまのひ)で、佐久市にある鼻顔稲荷神社(はなづらいなりじんじゃ)で初午祭り。断崖に張り出した懸崖造りの鼻顔稲荷神社は日本の五大稲荷(京伏見、佐賀祐徳、茨城笠間、愛知豊川、佐久鼻顔)のひとつとされます。「稲荷」は「稲成る」だとされ、古くから農耕神としてあがめられてきました。ダルマ市や露店が建ち並びます。

先週は満月でしたが6日ははやくも下弦の月。今見えている月がやがて新月になり、次の満月はもう3月です。2月はあっという間に過ぎていきます。確定申告はお済みですか? 7日は、1998年のこの日、長野オリンピックが開幕したことから長野県にとっては「オリンピックメモリアルデー」です。来週末にはバンクーバーオリンピックも開催されます。信州で雪を楽しめるのもあとわずかです。
今週の本誌の記事でお正月に残ったお餅であられを作る方法を伝授してくださっている傳田マス夫おばあちゃんが、あられの作り方とは別に、「お雑煮くるみぼた汁」というものの作り方も特別に教えてくださいました。春が来る前にもう一度お雑煮を食べたいというときがきっとあるでしょうから、その機会にお試しを。「こんな食べ方あるの!?」とびっくりしましたが、でもクセになるおいしさのレシピだったので、ここで紹介してしまいます。
くるみぼた汁 レシピ
*作ったお雑煮は別に用意してください。
くるみぼた汁 材料
・すったクルミ 大さじ3杯
・砂糖 大さじ1杯
・醤油 大さじ1杯
・豆腐 6分の1パック(ゆででおく)
レシピ
(1)材料を全部一緒にしてすり鉢で十分にする。
(2)お湯を少し加え、とろとろする位まで薄める。
(3)お好みの材料でお雑煮を作る。
(4)お雑煮とくるみぼた汁を別々の器に盛り、
くるみぼた汁をお雑煮につけながらいただく。
長野県の冬の特徴 長野地方気象台のウェブサイトより
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太陽と自然のめぐみドライフルーツを食べる

善光寺平の北に位置する中野市は、巨峰の生産日本一を誇るブドウの産地。年間を通じて雨量が少なくて太陽の光をたっぷりと浴び、昼夜の寒暖差が大きいことから、ほどよい酸味と甘みを生み、ブドウのほかにもリンゴやモモ、サクランボなど、果実の栽培に適した地域。冬季の今は、もちろん雪のなかから果実の収穫はありませんが、静かに熱い注目をあびているのが、中野市で作られている乾燥果実「自然のまにまにドライフルーツ」です。
収穫した果物をその日のうちにドライ加工して作られる贅沢感から、「国産最高級ドライフルーツ」とも呼ばれ、ファン層を広げています。しかもドライフルーツは収穫したままの新鮮な果実に含まれるビタミンや栄養素はすべてそのまま残っているのです。現在、巨峰などブドウ6種類と、リンゴの4種類を販売。独自の製法で香りも味わいも生かした、まさに果物そのものの仕上がりで人気急上昇中!
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身を切る寒さがおいしくする矢島の凍み豆腐

天然の厳しい寒さを利用して作られる保存食として、長野県には、寒天、凍み大根、凍りもち、凍りソバなどがありますが、今回ご紹介するのも、そうしたもののひとつです。長い歴史を今に伝える伝統の逸品をご紹介しましょう。
照りつける太陽の日差しにもかかわらず、吹く風の冷たさに思わず手をさすり合わせてしまう程の寒さの中、裾野を広げ雄大な姿で鎮座する浅間山に見守られながら、その麓の地域では、特産の「凍み豆腐」づくりの作業が今年もまた作業のピークを迎えています。
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オレさまの安曇野 風雲 農事録 連載第12回
連載※長野県安曇野市三郷(みさと)地区で、農家家業をついでリンゴを作りはじめて6年目に突入した岩垂和明さん(41歳)が、幾多の押し寄せる誘惑や困難を乗り越えて時として風雲急を告げる月々の農事を今年も綴ります。
え〜〜〜っと、、、
早いもので1月ももう最終週。
もうすぐ1年の1/12が過ぎようとしています。まぁ、こんな時期になって
言うのも何なのですがねぇ、、
今年になって一番最初の農事録ってことなので、一応、、、みなさん、あけまして
おめでとうございまっす!?
(ウチの裏からの初日の出/ちょっと曇ってましたが)
ん?
っていうかこの時期だともう「寒中見舞い」か。。。^^;
もとい!
みなさん、寒中お見舞い
申しあげます。昨年2月に始まったこの農事録も
今回で12回目、1年が終わろうとしています。
そして、なんと今年もこのまま
引き続き担当させていただくことになりました。(^O^)
ということで、
本年もよろしく、お願い申しあげます。m(__)m
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新春第四弾プレゼントは果実のようなトマト

ちょうど先週の水曜日が、暦のうえでは「大寒」でしたよね。一年でもっとも寒い時期とされるこの季節、長野県も毎朝氷点下の気温で、朝起きるのが辛くて辛くて。(>_<)
何度もスヌーズ機能で設定時刻から五分おきに鳴る目覚ましを切ってはまた寝て、を繰り返し、何気に寝ぼけ眼で時計を確認すると一瞬で目が覚めてしまうほどの時間が目に飛び込んできた時はもう大変! 超スピードで出勤の準備をするのですが、「こんなに早く支度できるんだ!!」と自分でも感心しちゃうくらい。
朝からドタバタの毎日を過ごしております。だったら、早く起きればいいのにと、いつも反省しています。
世の中は受験シーズン。センター試験は終わりましたが、これから合格に向けて、まだまだ受験生は気が抜けない日々が続きますよね。寒い毎日ですが、最後の追い込み勉強で遅くまで起きていて風邪を引いたり、寝不足で体調を崩したりしないように、くれぐれも注意してお過ごしください。
受験生のみなさん、なんと言っても体が資本です。体調管理だけは充分にして、頑張ってください!! そして、春にはたくさんの希望の桜を咲かせてくださいね♪ 応援してますよーーーーっ\(^o^)/
フルーツのように甘いトマト
さて、新春第四弾の今週のプレゼントは、受験生にもピッタリの風邪なんか寄せつけない栄養満点の、真っ赤な果実のように甘〜いフルーツトマトを“ノムさんのトマト”こと野村農場より抽選で3名さまにプレゼントいたします!!
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新信州暦 厳寒期を喜んだ子らはいまどこに
寒さがいちだんと厳しい時期になります。昔は、21世紀になるころまでは、この寒さのために「寒中休み」という小・中学校の休みが、長野県では5日間ぐらいあったように記憶しています。この時期、小学校の校庭の横にあった大きなくぼ地に水を入れて凍らせ、スケートリンクを作り、授業などでスケートを楽しんだ思い出もあります。校庭に土手を築きスケートリンクにするところもありましたし、集落の中の田んぼに水を張ってリンクを作りそこでも楽しんだものでしたが、今は少なくなっているようです。近所のスケートセンターや湖に出掛けるスケート教室もありました。靴スケートなどと洒落たものは買ってもらえませんでしたので、みんなもっぱら下駄スケートです。2本刃・3本刃、良くてパイプというスケートでした。紐で足を下駄に固定しました。当時は冷え込みも相当に厳しいものでしたが、最近は温暖化といわれるなかで、氷も厚くなりにくいようです。また、スケートを楽しむ人が減ってきていることも、スケートに親しむ機会が少なくなっている理由でしょうか。
電車の中吊りに、東京ディズニーランドの「長野県の日」(県民感謝週間)の広告が張り出されるのもこの時期ならではでした。通常の価格よりも安く入園できるもので、真偽の程は定かではありませんが、これも寒中休みがあったからこそこの時期(1月27日〜2月4日前後)には長野県限定で設定されているんだと聞いていました。以前は農作業とのかかわりの中でいうなら、5月中旬頃の田植え休み、9月下旬頃の稲刈り休みがあり、それぞれ手伝いをしたものです。いまでは農家も子どもが減っていることや、作業の機械化が進んで人手が必要でなくなっていることなどから、そして夏休みをもっと長くしてほしいとの声に押されて、これらの休みは廃止されてしまっているようです。
反面、食育や食農教育がここへきて盛んに行われるようになり、スクールファームでの農産物の栽培や収穫体験、また、小学生を対象にしたJA主催の農業スクールなどが行われています。学校給食にも地元産農産物が使われたり米飯の日があるなど、農と食、教育のかかわりが増えてきています。小さいうちから土に親しみ、農の大切さをしっかり理解してもらうことは、命がどういうものかを知り、その命をいただくことの意味を考え、将来に起こるかもしれない食料危機に対応できる人材の育成にもつながると思いますし、自分たちで栽培しはぐくんだものを実際に時満ちて食べる経験は、こどもの心を大きく育てるはずです。
この時期には時々困ったこともあります。松本市の住宅地を流れる用水は、幅が1メートル足らずで、水深も10センチほどと浅いのですが、気温が下がると表面が凍ります。日中真冬日になると氷は融けず氷の下には水が流れたままで、さらに夜の冷え込みでまた氷が厚くなります。しかしながら下はまだ水が流れています。そんなことが続いたある日、日中温度が上がると、氷が割れて流れ出します。ちょっとしたことでこの流れ出した氷が橋の下などに引っかかり止ると、上流から流れてきた氷が次々とそこにかたまり、いわゆる氷のダムを作ります。そのダムに水が溜まると行き場を失った水が川から溢れ出し、道路はもちろん近くの家の庭を水浸しにします。地元の消防団や消防署に来てもらい、氷を流してもらう事態もありました。地元ではこれを「ぜいがつく」といいます。夜中にこのようなことが起きると、知らない間に浸水といった大変なことになってしまうことも考えられます。
さて、今週末におこった信州の話題をいくつかお知らせします。豪雪の話題でおなじみの長野県北部・飯山市の中心部にある商店街アーケードで22日、一斉に雪下ろしが行われました。屋根の上に腰の高さまで積もった雪をスコップで下ろします。作業する人も、周辺を通る人も、みんなが事故には気をつけなくてはならない、大変な作業です。一方で、この豪雪地域を拠点とするJA北信州みゆきでは、春の味・山菜の王様である「タラの芽」の出荷がもうはじまっているのです。出荷のピークは2月〜3月。きっと春はすぐそこまできているのでしょう。そう信じています。
中信の松本市にある松本城公園では「氷彫コンクール」が開催されました。23日、24日の二日間にわたり、白鳥や巨大魚、天馬など、力作が並びました。徹夜で作られたというこれらの作品は、訪れた観客たちの目を存分に楽しませました。同じく氷の話題ですが、南信の伊那市では、25日に少し変わった「氷上運動会」が開かれました。漬物用の重し2.5キロを滑らせる「プチカーリング」です。漬物石を使うなんて、と驚いてしまいますが、参加者の方たちは真剣でした。春の訪れは待ち遠しいのですが、まだしばらく信州では冬ならではの話題が楽しめそうです。
*巻頭のカバー写真を入れ替えました。日曜日の朝、長野県佐久市平賀にある大きなもみの木のてっぺんに、大きな鷺(サギ)が悠々と羽を休めていました。じっと静かに街を見下ろしている姿にしばし見とれてしまいました。ここ数日、この鷺たちはずっとこの場所に来ているようです。周辺は住宅街で、その一角にある竹林から大きなイチョウの木ともみの木が生えています。この地域では度々、川や水田などで餌を確保する鷺を見かけます。
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●最近晴れた日の夜空を見あげたことがありますか? 日没直後の東の空の地平線の近くで輝いているのは火星です。赤い惑星はこれからしばらく明るく輝きます。27日には火星は今年最も地球に接近します。2日後、29日が晴れていたら夜空は見物です。ひときわ輝くふたつの星が見えるはずです。火星が東の空で今年で最も赤々と輝くと同時に、ほぼ南の天空で輝いているのがシリウス。そして目が闇になれてくると星たちがさらに見えはじめます。シリウスの右上にある三つ星がオリオン座。さらにその右上のほぼ中天近くにすばるがあります。すばるは和名で、普通はプレアデスとかプレアデス星団と言われています。清少納言が枕草子のなかで「星はすばる、…」と詠んだあの星の集まりです。世界各地で農耕作業の目安とされてきた星たちで、普通の視力の人でしたら、6つから7つの星が見えますが、大きな望遠鏡だと約140個もの恒星の集まりであることがわかると言います。25日には月齢10日の月がこのプレアデス星団を隠してとおる現象がありました。月の通り道の上にプレアデスが来るのは今後10年以上ないことだとか。
30日は満月。ネイティブ・アメリカンが「オオカミの月」と呼ぶ満月です。この夜の満月は、1日が満月でしたから、1月の2回目の満月になります。1ヵ月に2回満月があることがある場合、2回目の満月のことを英語では「ブルームーン」といいます。この現象は科学的には19年間に7回起こるとされていますが、今年は3月にもまた「ブルームーン」が実はあります。英語の「ブルームーン」は「めったにないこと」の代名詞とされますが、2010年はそのめったにないことが1月と3月に起こるのです。特別な満月の夜にあなたはなにをしますか?
北米先住民のイロコイの人たちは、日没と共に頭上にプレアデスが姿を見せるこの日から10日間の祭りを行います。真冬の祭りと呼ばれるもので、夢について話しあったり、夢を与えてくれる存在のことを考えたり、夢の解釈をしたりすると同時に、宇宙にある創造的な力と破壊的な力の闘いを祝福する祭りで、新しい年と古い年がせめぎ合い、新しい年が古い年を呼び込むために、人びとは家中の火という火をすべて消して、それぞれの灰を集めて混ぜ合わせたあと、新しい火を灯す儀式をまず執りおこないます。コンセプトそのものが、なんとなくどんと焼きに似ていなくもないような。
2月。2月は日本ではまたの名を、草木の芽が張ってくることから「くさきはりつき(草木張月)」「いんしゅん(殷春)」「うめみづき(梅見月)」「このめづき(木目月)」「きさらぎ(如月・衣更月)」「けんうづき(建卯月)」「ちゅうしゅん(仲春)」「なかのはる(仲の春・中の春)」「はつはなつき(初花月)」「ゆききえつき(雪消月)」「ゆきげしづき(雪消月)」「れいげつ(麗月・令月)」「をぐさおひつき(小草生月)」などと呼んでいました。
信州諏訪では、諏訪大社下社の春の遷座祭(せんざさい)が、1日(日)に行われます。約1キロほど隔てた秋宮と春宮の二つの神社間で、神さまが移動される、他の神社にはほとんど例がない祭事です。午後1時には、秋宮から御輿など200人の行列が春宮に向かいます。8月1日の盛大でにぎやかな「お舟祭り」に比べ、 春の遷座祭は行列だけで厳かに行われるため「こっそり祭り」「ひっそり祭り」とも呼ばれるとか。
このところスーパーやコンビニに行くと煎った大豆や鬼のお面など節分関連商品の売り場が設けられています。節分は、暦で言うと立春の前日の日のことで、つまり来週の3日にあたり、当ブログマガジンの次回の発行日でもあります。ここ15年ぐらいの間に、にわかに日本列島を席巻した節分の夜に恵方巻きを食べるブーム。お宅も家族の分だけ太巻きを予約しているかもしれませんね。節分の夜に恵方に向かって太巻きを一本まるごと食べきるまで誰とも話さなければ幸せがくるという言い伝えから、海苔業者の人がまんまと広めました。今年の恵方は西南西と言われていますが、それは微妙に誤りで、正確には西と西南西の中間、真西よりもほんの少しだけ南、西微南(正確には庚)になります。気にする人は正確に方角をきめる準備を。
長野県の冬の特徴 長野地方気象台のウェブサイトより
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おいしい長野県を写そう、1月の入選作品!
※「デジカメでおいしい長野県を写そう」入選者の発表です。 茨城県ひたちなか市の吉田 修さんの作品「これが“さざれ石”」が入選です。おめでとうございます! 吉田さんには、野村農場の「ノムさんちのフルーツトマト」を、お届けします。ぜひご賞味ください!!
さて、読者のみなさん! 長野県のおいしい食べ方では、引き続きみなさまの投稿写真を募集中です。あなたが訪れた長野県の写真、あなたの街で見かけた長野県産食材、あなたが長野県産食材で調理した料理の写真など長野県に関係あるもの写真で切り取り、下記の要領をお読みのうえ、どしどしご応募ください。入選された方には編集部が選んだ長野県の旬の農畜産物をお贈りします。
長野県のおいしい食べ方編集部

「これが“さざれ石”」
茨城県ひたちなか市 吉田 修さんの作品
【コメント】
数年前に長野に旅行した際に諏訪大社に立ち寄りました。そのとき何気なく見たら「さざれ石」の看板と大きなゴツゴツした石が。これが君が代に出てくるさざれ石かと思い感激しました。
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昔ながらの手で作ったこんにゃくが人気です

北安曇郡池田町は信州の中央部から少し北、雄大な北アルプスの壁のような山々を望む田園風景という、安曇野の眺望が自慢の町です。その北アルプスを見ながら走る県道51号沿いにあるJA大北(だいほく)の直売所「グリーン大地会染(だいちあいぞめ)店」では、冬から春にかけてこの時期にだけ店頭に並ぶ、手作りのこんにゃくが人気です。
JA大北女性部池田支部のこんにゃく部会が、地元産こんにゃく芋を使い、昔ながらの製法で作る刺身こんにゃく。こんにゃくを作りあげるのは、時間や体力を要する重労働ですが、作業の合間には、信州ならではの楽しい時間もあって、こんにゃく作りはおかあさんたちの手で和やかに行われていました。
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原田さんちの親子2世代酪農農事録 新連載
第1回●酪農家族の原田さんちの牛舎は浅間山の南斜面に広がる小諸市にあります。大規模ではありませんが見晴らしのよい牛舎で、そこでは年間30頭〜50頭ほどの牛たちが穏やかに過ごしています。牛たちはすべて自家育成で、人口受精による繁殖管理が最も重要な作業。普通夏になると牛は牧草地に放牧される事が多いですが、原田さんちは「つなぎ飼い方式」という、一年中牛舎で牛の世話をする方式。これから一年間当ブログマガジンでは「信州の酪農家の4つの季節」を、原田紀男さんと貴信さんの、父と息子の2世代の酪農家に伝えていただきます。

原田紀男(はらだのりお)さん 父親 酪農家歴37年(JA佐久浅間畜産協議会酪農専門部長)と
原田貴信(はらだたかのぶ)さん 息子 酪農家歴13年目

う〜ん! 今日もうまい!!
朝7時、佐久平を見渡し、東の空から昇る朝日を眺めながら味わうひととき。
しぼりたての牛乳を鍋で沸かし、カップに注ぐ。冷たい空気のこの季節、暖かい牛乳が美味しい。カップの中をフーフーと冷ましながら飲む熱々の牛乳は、甘く、体を心から温めてくれます。

それが搾りたてでしか味わえない美味しさなのだと思うと、気持もうれしくなり、表情も和らぐほどです。ちょっとした、幸せ気分を与えてくれる朝のひとときに、感謝を感じます。
はじめまして、一年間、農事録を書かせていただきます、小諸市の原田です。
よろしくお願いします。
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