JA上伊那と生活クラブ連合消費委員会、生活クラブ連合会は8月6日と7日の2日間、2026年度ビジョンフード産地推進会議を開いた。同委員会や連合会の委員、JA担当職員ら30人が出席。26年度の活動方針に基づき、「リンゴ」をテーマに持続可能な生産と消費の在り方について意見を交わしたほか、同JA管内の3園地を視察し、栽培管理や生育状況を確認した。
同会議は、生産から流通、消費までの将来像を「ビジョン」として共有し、持続可能な生産や消費につなげることを目的に開催。牛乳や米、青果物などの「一次産品」をビジョンフードと位置付けている。
6日の会議では、リンゴ産地が抱える課題や、温暖化などによる環境変化を踏まえた品種の構成などについて意見を交わした。
同JA管内では、早期成園化や省力化が期待できる高密植栽培を積極的に導入。後継者や新規就農者が増加し、栽培面積や生産量も増加傾向にある。一方、近年は高温や干ばつの影響で栽培環境の変化が大きく、遮光資材やかん水設備の見直しが課題となっている。
今後もスマート農業の導入や高密植栽培の導入を進め、作業の省力化や効率化を図りながら、持続可能な産地づくりを目指す。
7日は、駒ケ根市や宮田村、箕輪町のリンゴ園を訪問し、生育状況などを確認した。また、同町の上伊那果実選果場も視察し、JA担当職員から選果作業の内容について説明を受けた。
JA担当職員は「生産者が安心して生産を継続していくためには、産地の現状や課題を消費者に理解してもらうことが大切。今後も生活クラブとの交流を通じて生産者と消費者をつなぎ、持続可能な産地づくりにつなげていきたい」と話した。