JA長野県営農指導者会議と県園芸作物生産振興協議会は8月5日、JA松本ハイランド管内・朝日村のほ場で「スイートコーン機械化体系実演検討会」を開催した。スイートコーンは収穫期の労働負担が大きいことが課題となっており、将来的な生産体制の維持や生産者の負担軽減に向け、省力化体系の検討が求められている。当日は県関係機関や県内JAの営農指導員ら約70人が参加し、現場指導に向けた技術検証を行った。
説明では、県園芸畜産課の戸沢早人企画幹兼野菜・特産係長が、需要拡大に伴う作付け増加の状況や作業負担の現状を解説。近年の高温下でもJAや産地としてブランド品質を維持し、営農を継続するための選択肢として機械化体系の可能性を探る重要性を強調した。続いて、同会議の堤副会長がほ場の概要を説明。需要に応じた計画的生産に向け品目転換が進む中、スイートコーンの生産が増加していることに触れ、「本検討会が明るい話題となり、生産者の意欲向上や産地振興につながることを期待したい」と話した。
ほ場では大型収穫機や調製機の実演が行われ、参加者は作業工程を確認した。JA営農指導員は「ピーク時の品質維持や猛暑下での労力軽減に向け、将来的な提案の引き出しとなる貴重な機会だった。生産者が安心して営農を続けられるよう、中長期的な産地づくりを見据えた現場指導に生かしたい」と力を込めた。