JAみなみ信州は、地域特産で同JAの主力品目である「市田柿」の生産現場への理解を深め、組合員との対話活動に生かすことを目的に「正職員農業研修」を毎年行っている。今年度は411人が対象で、7月31日には本所や支所から職員10人が参加し、グループ会社(株)市田柿本舗ぷらうの社員と共に同社が管理する圃場で摘果作業を行った。猛暑の中行う作業の厳しさや、良質な原料柿を生産のための作業の重要性を学んだ。
この日作業した同JA竜丘支所営農課の永井瑠音さん(21)は「今日の作業は、これまで大切に育てられた果実が製品になるまでの長い道のりのごく一部であることを感じながら、少しでもお役に立ちたいと作業した。今後の業務の中で、生産者の皆さんのご苦労や努力に寄り添う対応を心がけたい」と話した。
同研修の取り組みは今年で8年目。同JA自己改革の一環として、入所2年目までの若手正職員が行う「農業・農家体験実習」と、それ以外の全正職員を対象とした同農業研修を行っており、組合員とのつながり強化を図るねらい。7月から8月にかけて摘果作業を行い、10月中旬から11月中旬には収穫作業を予定している。
同JAでは1600人を超える柿部会員によって市田柿を生産している。同部会が策定した農業振興ビジョンでは2034年までに販売金額34億円(25年度27.7億円)を目標に掲げ生産振興に取り組んでいる。