JA上伊那は7月9日、伊那市で長ナス出荷会議と現地講習会を開いた。栽培管理や出荷規格を再確認し、良品な長ナスの出荷につなげることが目的。生産者や同JA、JA全農長野の担当職員ら16人が出席し、生産情報や市場動向などを共有した。
上伊那管内では、6戸の生産者が28アールで長ナスを栽培している。6月中旬の台風の影響で降水量が多かったものの、風害は最小限に抑えられた。一方で、うどんこ病などの病害の発生が懸念されており、防除の徹底による品質の確保が求められている。
会議では、JA全農長野の担当職員が市場動向を説明した。同JAでは6月24日から出荷が始まっており、市場からは高品質な長ナスの出荷が期待されている。「梅雨が明け、高温で厳しい環境が続くが、1本でも多く出荷してほしい」と呼びかけた。また、JA担当職員は出荷時の注意事項を説明。適正な農薬の使用や防除機械の洗浄を徹底し、残留農薬を発生させないよう注意を促した。
会議後は、同市の株式会社JA菜園の圃場で現地講習会を開き、JA全農長野の担当職員が講師を務めた。仕立て方や整枝法、病害虫対策などを解説した。長ナスは艶が品質を左右することから、真夏は1株当たり1日3~4リットルを目安にかん水するよう説明。液肥を活用することで、省力化と施肥効果の向上が期待できるとした。
JA全農長野の担当職員は「長ナスは色が濃く、高温時に収穫すると果実の温度が下がりにくく鮮度も低下しやすい。気温が上昇する日の出前に収穫し、品質を確保してほしい」と話した。