JA上伊那果樹部会は7月7日、伊那市のJA本所で果実市場販売推進会議を開いた。生産者やJA役職員、JA全農長野の担当者ら55人が出席し、市場7社と生育状況や出荷・販売状況を共有した。
2026年度は春先の高温により、果実全般の生育が全国的に例年より約10日早まった。病害虫の発生は少なく、結実も良好。今後は、さらに気温が上昇する夏期や秋期にかけて、かん水などの日焼け対策の徹底が求められる。
上伊那管内では、小梅は昨年より3日早い5月18日に出荷を開始し、6月6日に終了した。着果は良好だったものの、5月に一部地域で発生した降雹の影響で被害果が増え、加工向けの割合が高まった。一方、ブルーベリーは、最盛期を見据えた計画販売により、価格は安定して推移している。JA全農長野の担当者は「ブランド化したブルーベリー『蜜の粒』は単価の引き上げに大きく寄与している。引き続き高値販売を目指し、販路の拡大を進めたい」と話した。
会議では市場担当者が市場の販売動向を報告。リンゴ「シナノリップ」など、他産地と出荷時期が重なる品種について、「販売時期や品種に関する情報を販売関係者と共有し、有利販売につなげていきたい」と述べた。その後、品目ごとの専門部が、品質向上や出荷量の確保に向けた取り組みを報告した。
同JAの下島芳幸専務理事は「リンゴは販売金額10億円を達成し、今後の販売にも期待している。正確な情報を取り入れ、コスト削減と高値販売につなげてほしい」と話した。