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農業高校生と地域が連携 市田柿の皮を活用し「リキュール」開発始動 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Jul 17, 2026, 1:00:00 AM

下伊那農業高校は2日、飯田市の同校で「市田柿の未利用資源を活用した酒類開発プロジェクト始動式」を開いた。同校食品化学科3年生2人と食品科学班2年生5人、同プロジェクトに協力する地元の酒造製造業者合同会社クロドテンリュウ、JAみなみ信州が参加した。高校生と地域が連携し、食品廃棄物となる市田柿の皮を使ったリキュールの開発に挑戦する。今年度商品化し、来年度以降にはふるさと納税返礼品としての採用や、一般向けとした販売を目指す。
同校では「柿の皮を活用できないか」という地域からの声を受け、2023年から菓子作りや家畜飼料や堆肥化などに取り組んできた。今回は柿の皮を多く消費できるリキュールに挑戦する。今後、生徒も作業に携わりながらクロドテンリュウで研究・開発を行い、市田柿の収穫・加工が始まる10月以降に原料を確保し、今年度中の完成を目指す。市田柿の風味を活かすため、製品化した市田柿も一部使用する。
同式で代表してあいさつした貝原由珠さん(17)は「これまで先輩方が取り組んできた活動や研究を引き継ぎ、新たな挑戦を始める。企業や地域の皆さんの協力をいただきながら、仲間と一緒に地域の課題解決や発展に貢献したい」と話した。
市田柿の生産を行う同JA市田柿工房では原料柿の20%にあたる皮やヘタ部分の100トンほどを廃棄している。同工房の中塚裕二所長は「市田柿の生産過程で出る皮を費用をかけて廃棄しているのが現状。新たに商品として活用いただけることはたいへんありがたく、期待している。しっかり協力していきたい」と話した。